山下 渉、水戸より帰省(平成19年8月28日)
- kouryukan0922
- 2007年8月28日
- 読了時間: 2分
後何日と指折り数えて待っていた山下が帰ってきた。 水戸に送り出したが、弱音を吐いてすぐ行き詰まるかなと思って心配していたが、私の予感は大きく外れた。帰ってくる今日まで一度も話をしたことは無い。ただメールは、交換していた。いつ弱音を吐くかと・・・・・・・・しかし、返ってくる返事は、いつも予想を覆す強気の発言と立派な言葉でした。稽古に継ぐ稽古、強化練習、合宿、試合と過酷な日程を気力、体力の限界をさまよいながらくぐり抜けてきた筈です。言いようの無い体験をこの5ヶ月乗り切った顔は、やり抜きましたと・・・・・・顔に書いてありました。本当に良く頑張ったと思います。その裏には、環境がとても良かったということだと思っています。初めて水戸葵陵に行きインターハイ優勝のチームはどんなんだろうと楽しみに行きました。眼光鋭く、威圧感がある生徒を想像していましたがまったく違いました。みんな明るく威圧感などまったく感じず暖かい雰囲気に包まれていました。これなら大丈夫とその時に思いました。ある先生が、「抜き身の刀をいつも持ち歩いているようではだめ、刀は、いつも鞘に納めて、いざと言う時だけに抜くものだ。」と言っていましたがそれを地で行く生徒達でした。好きな剣道をやる雰囲気がありました。山下も先輩達に可愛がられ大事にされて育てられたのだと感謝ています。 夏の最終合宿を終えて東京発最終便で帰ってくると言うことで高松空港には、山下を迎えにたくさんの舘生、父兄が詰めかけました。山下姉いわく「今日、誰か芸能人でも来るン」(笑)私は、「山下 渉が帰ってくるんじゃ!」待ちに待った、渉が帰ってきました。弟子の八木翔太をはじめ、中学生が周りを取り囲み話がつきませんでした。 翌日は、山下君を囲む会、みんなでお食事会です。その前に稽古!!私も楽しみにしていました。体も一段と逞しくなり中学生相手に稽古していましたが剣道をする力がついてきたと思いました。しかし、まだまだです。 いつも、言っていますが、1.まず、先を懸けること。2.相手が力を出す前に一瞬にして勝負を決める先の早さ。3.左右の動きプラス、縦の強さ。4.攻めは、自由自在で打ち切ること。冬までの宿題です。 山下を囲んで、園児やら小中学生がワイワイやっています。つかの間の休息ですが何日か後には、また、一線に復帰です。寂しさはありますが自分の決めた道、最後までやり抜いて欲しいと願うばかりです。 あっという間の3日間が終わり、水戸へと飛び立ちました。 頑張れ!山下 渉!